「GLAはダサい車なの?」
「GLAの良いところは何?」
「GLAを高く売るにはどうすればいい?」
GLAは、コンパクトなサイズながら高い走行安定性を備え、長距離ドライブでも疲れにくい特徴があります。
一方で、デザインや内装の一部に対して、従来のベンツファンからは物足りなさを指摘する声もあります。
今回は、GLAの評判や購入時の注意点、高く売るためのコツまで、実際のオーナーの声を交えながら詳しく解説していきます。
これからGLAの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ベンツのGLAがダサいと言われる要因
ベンツのGLAがダサいと言われる主な要因について解説していきます。
丸みを帯びた柔らかいラインが古臭く感じられる
GLAの丸みを帯びたデザインは、現代のSUVトレンドとの乖離が指摘されています。
GLAは先代モデルから大きく変貌を遂げ、全高が100mm高くなり、より迫力のあるスタイリングへと進化しましたが、依然として柔らかなボディラインが特徴となっています。
特にフロント周りでは、バンパー下部分を後ろに引いてマスを感じさせない造形を採用していますが、これがSUV特有の力強さを損なう要因となっています。
また、サイドビューではリヤピラーにウインドウを配置することで軽快さを表現していますが、この設計が重厚感を減じる結果となっています。
こうした柔らかなデザイン要素は、現代のSUVに求められる力強さや存在感との間にギャップを生んでいます。
カジュアルなデザインを採用しているため、伝統的なベンツファンには物足りなく感じられる
GLAのカジュアルなデザインアプローチは、伝統的なベンツファンの期待との間に溝を作っています。
特に「ベンツ=高級セダン」というイメージを持つ層にとって、GLAはハッチバックのような印象を与え、従来のベンツの持つ威厳や品格とは異なる印象を与えています。
内装においても、パワーウインドウのスイッチやライト類のスイッチに未塗装の樹脂を使用するなど、上位モデルと比べて高級感が抑えられています。
このような要素が、ベンツに期待される高級感やステータスとの乖離を生んでいます。
一部のパーツにプラスチックが使用されており、高級感に欠ける
GLAの内装には、上質な素材が使われている部分もありますが、一部のパーツにプラスチックが使用されているため、高級感に欠けると感じる人も少なくありません。
特にドアサッシュ部分では金属が露出しており、上位モデルでは黒色で処理されている部分が丸見えになっているなど、細部の仕上げに物足りなさを感じさせます。
また、セレクトレバーやウインカーレバーなども安っぽい印象を与えかねない素材選択となっており、これらの要素が全体的な質感を下げる原因となっています。
ベンツの最廉価モデルという位置づけが、ブランドの高級イメージと相反している
GLAがベンツの最廉価モデルとして位置づけられていることは、ブランドイメージとの不一致を生んでいます。
特にバブル期にベンツの高級イメージが定着した日本市場では、この価格帯のモデルに対して「貧乏人のベンツ」といった偏見が存在します。
実際の品質や性能は十分な水準にありますが、価格設定が比較的手頃であることから、ブランドの持つプレステージ性との間にギャップが生まれています。
このような価格とブランドイメージの不一致が、GLAに対するネガティブな評価の一因となっています。
ベンツのGLAの良い評判
メルセデス・ベンツGLAの魅力的な特徴について、オーナーから特に高評価を得ている「3つのポイント」をご紹介します。
長距離ドライブでも疲れにくい
メルセデス・ベンツGLAは、長時間の運転でも快適にドライブを楽しめる車です。シートは硬めの設定で、適度なホールド感があるため、姿勢が崩れにくく疲労が少なくなっています。
また、新型では全高が115mm高くなり、ヘッドクリアランスが広がったことで、窮屈さを感じない開放的な室内空間を実現しています。
さらに、オートクルーズ機能を搭載しており、高速道路での長距離移動をサポートしてくれます。
ホイールベースも30mm延長され、後席の居住性も向上したことで、家族でのロングドライブも快適に楽しむことができます。
コンパクトなサイズながら視界が良く、女性ドライバーにも扱いやすい
GLAは、車高が高く視界が広いため、女性ドライバーでも運転がしやすい特徴があります。
新型では最低地上高が52mm高くなり、アイポイントも上がったことで、さらに視認性が向上しています。
全長は15mm短くなっているものの、全幅は30mm広くなり、室内の居住性は向上しています。
取り回しやすいコンパクトなサイズ感を維持しながら、最小回転半径も小さく設定されているため、街中での運転も安心して楽しむことができます。
高速道路での走行安定性が高く、ステアリングが正確
GLAは高速道路での走行性能に優れており、安定した走りを実現しています。
オフロードエンジニアリングパッケージを標準装備し、様々な路面状況に対応できる走行性能を備えています。
セーフティ機能も充実しており、前方だけでなく後方の死角に対しても警告ブザーやインジケーターで危険を知らせてくれるため、安心して運転できます。
さらに、DCTの採用により変速もスムーズで、高速道路での巡航時も安定した走りを楽しむことができます。
GLAを購入する際の注意点
GLAの購入にあたって注意すべき点として、部品代が国産車と比べて高額になること、修理時の待ち時間が長くなりやすいこと、そして整備費用が予想以上にかかる可能性があることが挙げられます。
それぞれの理由について詳しく解説していきます。
全幅が1805mmあるため、機械式駐車場では制限にかかる可能性がある
GLAを購入する前に、駐車場の確認が必要不可欠です。
全幅が1805mmあるため、多くの機械式駐車場で定められている制限値1800mmを超えてしまいます。
特にマンションなどでよく見られる機械式駐車場では、車庫証明が取得できないケースもあります。
また、年季の入ったタワーパーキングでは入庫を断られることもあるため、自宅や職場、よく利用する施設の駐車場の制限を事前に確認しておく必要があります。
駐車場探しに時間がかかってしまう可能性も考慮に入れておきましょう。
国産車と比較して部品代が高額
輸入車であるGLAの部品代は、国産車と比べて高額になります。
これは、輸入車の部品は本国から取り寄せる必要があり、輸送コストが上乗せされるためです。
また、高級車であることから使用される部品自体が高価なものが多いという特徴があります。
具体的には、国産車と比較して1割から3割ほど高くなる傾向にあります。
たとえば、バンパーの修理だけでも国産車の場合は10万円前後で済むところ、GLAなどの輸入車では50万円を超えることもあります。
さらに、最近の車両に搭載されているLEDヘッドライトや安全装置用のセンサー類は、片側だけでも数十万円かかることがあります。
購入後の整備費用を考慮し、余裕のある予算設定が必要
GLAの購入を検討する際は、余裕のある予算設定が重要です。
国産車と比べてマイナートラブルの頻度が高く、整備費用がかさむ可能性があります。
購入時は走行距離や価格だけでなく、整備履歴や内外装のコンディションなども重視して、焦らずじっくりと探すことをおすすめします。
また、メンテナンスプラスというサービスに加入することで、ブレーキパッドやブレーキローターなどの交換費用を抑えることができます。
年間走行距離が1万キロを超える場合は、特に検討する価値があります。
GLAを高くで売るコツ
GLAを高く売るためのポイントは、以下の3つが重要です。
- モデルチェンジ前のタイミング
- 走行距離の節目手前での売却
- 輸入車専門の買取店の選択
それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。
モデルチェンジ前
GLAを高く売るには、モデルチェンジ前のタイミングでの売却がおすすめです。モデルチェンジ後は旧型の価値が大きく下がってしまうためです。
特に夏から秋にかけて新型モデルが発表されることが多いので、この時期の前に売却を検討しましょう。
また、決算期である3月、6月、9月、12月も値引きが大きくなる傾向があり、中古車相場にも影響するため、これらの時期を避けて売却するのがよいでしょう。
5万km、10万kmといった節目の手前での売却
走行距離は買取価格に大きな影響を与えます。特に5万kmと10万kmは価格が大きく下がる重要な節目となっています。
5万kmを超えると多走行車として扱われ、新車価格の半分程度まで価値が下がります。
また、10万kmを超えると過走行車となり、さらに価格が下落します。
そのため、これらの節目の手前、できれば4万km台や9万km台での売却を心がけましょう。
輸入車専門の買取店を選ぶ
輸入車専門店での売却をおすすめする理由は、GLAの価値を正確に見極められるからです。
一般の買取店と比べて、輸入車の市場価値や部品の価格まで詳しく把握しているため、適切な査定額を提示してくれます。
また、輸入車専門店は自社での販売ルートを持っていることが多く、オークション価格に縛られない高額査定が期待できます。
輸入車に精通したスタッフによる丁寧な査定で、愛車の価値を最大限に引き出せます。
まとめ
メルセデス・ベンツGLAは、デザインや価格設定に関して賛否両論があるものの、実用性と走行性能に優れた車両です。
丸みを帯びたデザインや一部のプラスチック使用により高級感が損なわれる一方で、長距離ドライブの快適性や運転のしやすさ、高速道路での安定性といった実用面での評価は高いことがわかります。
購入を検討される方は、機械式駐車場での制限や維持費用について事前に十分な確認が必要です。
特に全幅が1805mmあることから、駐車場の選択には注意が必要で、整備費用も国産車より高額になる傾向があります。
GLAの売却を考える際は、モデルチェンジ前のタイミングや走行距離の節目を意識し、輸入車専門の買取店を選ぶことで、より良い条件での売却が可能です。
5万kmや10万kmといった走行距離の節目の手前での売却を心がけ、専門店での査定を受けることをお勧めします。