「メルセデスベンツCLAは本当に買って後悔しない車なのか?」
「CLAに乗っている人はどんな特徴があるのか?」
このように、ベンツCLAの購入を検討している方の中で、様々な疑問や不安を抱えている方は少なくないでしょう。
CLAは、都会的なライフスタイルを送る20-30代の若手社会人に人気のエントリーモデルですが、最低地上高の低さやメンテナンス費用など、いくつかの課題も指摘されています。
本記事では、「CLAの実際の使用感」「オーナーの特徴」「よくある質問への回答」など、購入検討者が知っておくべき情報を詳しく解説していきます。
これからCLAの購入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
claを購入して気づいた後悔するポイント
ここでは、CLAを実際に購入・使用して気づいた、4つの重要な後悔ポイントについて詳しく解説していきます。
最低地上高が120mmと非常に低く、一般的な段差やスロープでも接触の危険がある
メルセデスベンツCLAの最低地上高の低さは、日常的な運転で大きな悩みの種となっています。
わずか120mmという最低地上高は、一般的な道路でも気を使う必要があり、ストレスフルな運転を強いられます。
特に、コンビニの出入り口やマンションの駐車場スロープなど、ちょっとした段差でもフロントリップが接触してしまう危険性が高く、毎回ヒヤヒヤしながら運転することになります。
実際に、スピードバンプのある道や、古い駐車場では迂回を余儀なくされることも。
また、雪道や未舗装路では走行そのものを諦めざるを得ないケースもあります。
この問題は、CLAの美しいデザインの代償といえますが、実用性を考えると大きな制約となってしまいます。
スラント構造により視界が狭い
CLAの特徴的なスラントデザインは、見た目の美しさと引き換えに深刻な視界の問題を引き起こしています。
後方の視界が極端に制限されることで、駐車時や車線変更時に非常に苦労することになります。
特にリアガラスが小さく傾斜がきついため、バックカメラやパーキングセンサーに頼らざるを得ない状況が多くなります。
雨天時や夜間は更に視界が悪くなり、安全確認に余計な時間がかかってしまいます。
AMGラインを選択した場合は、後部座席のヘッドレストが一体型となっているため、視界の問題がより深刻になります。
後部座席の狭いので長距離移動に不向き
CLAの後部座席スペースは、見た目のスタイリッシュさを重視したデザインの影響で、実用性が大きく損なわれています。
大人が乗車する場合、頭上空間が特に窮屈で、長時間の移動では疲労が蓄積されやすくなります。
また、足元のスペースも十分とは言えず、膝が前席に当たってしまうことも。
家族での旅行や友人との長距離ドライブを計画する際には、この狭さが大きな制約となってしまいます。
特に、身長170cm以上の方が後部座席に座る場合は、快適な姿勢を保つことが難しく、長時間の移動は避けたほうが無難です。
年間1万キロ以上走行する場合、リセール価値の低下が著しい
CLAの年間走行距離が1万キロを超えると、リセール価値の低下が予想以上に大きくなることが分かっています。
これは、エントリーモデルとしての位置づけや、維持費の高さが影響していると考えられます。
特に、3年以上経過した車両は、新車価格からの下落率が他のベンツモデルと比べて大きくなる傾向にあります。
また、修理歴や走行距離が増えるほど、中古市場での需要が低下し、売却時の価格交渉で不利になることも。
このため、将来の売却を考えている方は、年間走行距離を意識した使用計画を立てることが重要です。
なぜベンツCLA はダサいと言われるの?
ここでは、CLAが「ダサい」と評価される3つの主要な理由について、詳しく解説していきます。
一般的なベンツのプレミアム感が薄れている印象がある
メルセデスベンツCLAは、従来のベンツが持つプレミアム感が薄れているという指摘が多くあります。
これは、エントリーモデルとしての位置づけから、価格を抑えるために様々な部分でコストダウンが図られているためです。
たとえば、エンジンは1.3リッターという小排気量になっており、従来のベンツが持っていた力強さや余裕のある走りが感じられにくくなっています。
また、外観デザインも若者向けのスポーティさを重視するあまり、ベンツ特有の気品や威厳が失われている印象を与えてしまいます。
結果として、伝統的なベンツファンからは「本来のベンツらしさが失われている」という評価を受けることが多くなっています。
インテリアの素材や仕上げが「安っぽい」と感じられる
CLAのインテリアは、見た目は現代的でスタイリッシュですが、実際に触れてみると高級感の不足を感じることが多いです。
特に気になるのは、ダッシュボードやドアパネルに使用されているプラスチック素材の質感です。
従来のベンツモデルで使用されていた上質な素材と比較すると、明らかに触感や見た目の高級感が劣ります。
また、スイッチ類やノブの操作感にも、プラスチッキーな印象が否めません。
デジタルディスプレイなど先進的な装備は充実していますが、実際に手に触れる部分での質感の違いは、高級車としての期待値とのギャップを生んでしまっています。
上位モデルを所有するオーナーから見下される傾向がある
CLAは、メルセデスベンツのエントリーモデルとしての立ち位置から、上位モデルのオーナーから厳しい評価を受けることが少なくありません。
これは単に価格帯の違いだけでなく、ブランドの本質的な価値観の違いに起因しています。
従来のベンツオーナーが重視してきた「確かな品質」「揺るぎない存在感」「伝統的な高級感」といった要素が、CLAでは十分に表現されていないという指摘があります。
特に、SNSでの見栄えを重視したデザイン性や、若者向けのマーケティング戦略は、伝統的なベンツファンからすると、ブランドの格を下げているように映ることもあります。
「ベンツ」CLA乗ってる人の特徴
メルセデスベンツCLAのオーナー層には、いくつかの特徴的なパターンが見られます。
それぞれの特徴について、実際のオーナー像を詳しく見ていきましょう。
都会的な生活を送る人
メルセデスベンツCLAは、都会的なライフスタイルを送る人々に特に人気があります。
コンパクトなボディサイズと洗練されたデザインは、都心部での運転や駐車に適しており、スタイリッシュな街乗りを実現できます。
多くのオーナーは、都内や大都市圏に住む会社員で、休日はカフェやレストラン、ショッピングなどの都市型のレジャーを楽しむ傾向にあります。
また、狭い道が多い都心部でも扱いやすく、スマートな車体は都会的なセンスと相性が良いとされています。
ただし、最低地上高の低さは都内の段差や地下駐車場では注意が必要です。
高級車ブランドを手の届く価格で所有したい層
CLAは、メルセデスベンツブランドを比較的手頃な価格で手に入れられる入門モデルとして注目されています。
従来のベンツには手が届かなかった層が、憧れのブランドを所有できる機会として選択しています。特に、年収600万円から800万円程度の若手ビジネスパーソンにとって、現実的な選択肢となっています。
維持費も他のベンツモデルと比べると抑えめで、ステータスと実用性のバランスが取れています。
ただし、エントリーモデルとはいえ、一般的な国産車と比べると維持費は高めになることを考慮する必要があります。
20-30代の若手社会人が中心
CLAの主要な購入層は、20代後半から30代前半の若手社会人です。
キャリアの上昇期にあり、自身の成長を体現する車として選択する傾向があります。
この世代は、デジタル機能やスポーティなデザインを重視し、従来の高級車のイメージにとらわれない新しい価値観を持っています。
多くは、独身または結婚後間もない層で、自分へのご褒美として購入するケースが多くみられます。SNSでの発信を好み、ライフスタイルの一部としてCLAを選択する傾向があります。
ベンツのclaに関するよくある質問
CLAの故障しやすい箇所や修理費用の相場はいくらですか?
CLAの修理費用は年間平均10万円程度を見込む必要があります。主な故障箇所としては、エンジン関連のトラブルが多く、プラグやコイル、カムセンサーの交換で約19万円程度かかります。
また、ブレーキ関連では、フロントブレーキパッドとローター交換で約8万円、電装系のABS・ESPの点検修理で約2.3万円といった費用が発生します。
予期せぬ故障に備えて、常時20万円程度の修理費用を準備しておくことが推奨されます。
CLA180の税金はいくら?
CLA180の税金は、自動車税が年間30,500円となります。
これは1.3リッターエンジン搭載モデルの税率に基づいています。また、自動車重量税は2年車検の場合24,600円で、自賠責保険料は24ヶ月で20,010円かかります。
新車購入時には自動車税環境割として取得価格の2-3%が課税されます。
CLAとCクラスの主な違いは何ですか?
CLAはAクラスベースのコンパクトな4ドアクーペで、Cクラスは伝統的な4ドアセダンという大きな違いがあります。
サイズ面では、CLAが全長4,690mm・全幅1,830mmに対し、Cクラスは全長4,755mm・全幅1,820mmとなっています。
また、価格面でもCLAは573万円からとCクラスの599万円より手頃な設定となっています。
CLAオーナーの平均年収はどのくらいですか?
CLAオーナーの推奨年収は、最低でも1,200万円以上、理想的には1,500万円程度とされています。
これは、車両価格と維持費を考慮した場合、新車価格の2倍程度の年収が必要とされるためです。
ただし、エントリーモデルであれば年収800万円程度から所有可能とされています。
CLAは何年程度乗ることができますか?
CLAは適切なメンテナンスを行えば、走行距離20万km以上でも問題なく走行できます。
定期的な点検と整備を行うことで、10年以上の長期使用が可能です。
ただし、走行距離よりもメンテナンス履歴が重要で、部品交換やメンテナンスの質が車両の寿命を大きく左右します。
メルセデス・ケアなどの保証プログラムを活用することで、より長期的な使用が可能となります。
まとめ
メルセデスベンツCLAは、都会的なライフスタイルを持つ20-30代の若手社会人をターゲットとした入門モデルです。
コンパクトなサイズと洗練されたデザインが特徴ですが、最低地上高の低さ、後部座席の狭さ、視界の制限など、実用面での課題も存在します。
また、従来のベンツと比較してプレミアム感の希薄化や内装の質感の違いが指摘されており、維持費や修理費用についても慎重な検討が必要です。