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【体験談】Vクラスの後悔ポイント!失敗しない選び方を解説

「Vクラスを購入して後悔したことは?」

「Vクラスの中古車を購入する際の注意点とは?」

「Vクラスを高く売るためのポイントは?」

上記のように、メルセデス・ベンツVクラスの購入や売却について悩む方は多いのではないでしょうか。

Vクラスは高級ミニバンとしての魅力がある一方で、維持費の高さや燃費の悪さ、駐車スペースの制約など、いくつかの重要な検討事項があります。

本記事では、Vクラスの購入前に知っておくべきポイントや、中古車購入時の注意点、そして高値で売却するためのコツについて詳しく解説していきます。

これからVクラスの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

Vクラスを購入して後悔したこと

Vクラスは、その豪華さと実用性から多くの人々に人気のある高級ミニバンですが、購入後に予想外の課題に直面する方も少なくありません。

ここでは、Vクラスを購入して後悔した点について、5つの重要なポイントを詳しく解説します。

定期的なメンテナンスや修理にかかる費用が大きな負担

Vクラスの維持費は予想以上に高額で、家計を圧迫しています。

通常の定期点検だけでも年間20万円以上かかり、部品交換が必要になると一気に費用が膨らんでしまいます。

特に、エアサスペンションの修理は一回で50万円近くかかることもあり、予期せぬ出費に困っています。

また、メルセデスベンツ正規ディーラーでの整備は、一般的な国産車の2~3倍の費用がかかります。

タイヤ交換も4本で20万円程度必要で、さらに18インチ以上のサイズのため、選択肢が限られています。

これらの維持費を考えると、購入前にもっと詳しく調べておけば良かったと感じています。

燃費が悪く、特に街中での使用時に燃料代がかさむ

街中での燃費の悪さに、毎月の給油費用で頭を悩ませています。

カタログ値では街乗り時の燃費が10km/L程度とされていますが、実際の使用では7~8km/L程度しか出ません。

特に、信号待ちの多い市街地や渋滞時は燃費が極端に悪化します。

大容量のディーゼルエンジンを搭載しているため、アイドリングストップ機能があっても、燃料消費は予想以上です。

月の走行距離が1000kmの場合、燃料代だけで2万円以上かかってしまいます。

エコモードを使用しても、大きな改善は見られず、経済的な負担が想像以上に大きいことを実感しています。

MBUXの音声認識システムの反応が悪く、思うように機能しない

最新のMBUXシステムを搭載しているにもかかわらず、音声認識の精度に不満が募っています。

「Hey Mercedes」と呼びかけても、反応が遅かったり、誤認識が多かったりして、運転中のストレスになっています。

日本語での認識率が特に低く、目的地設定や空調操作などの基本的な機能でさえ、何度も言い直す必要があります。

タッチパネル操作に切り替えようとしても、走行中は操作が制限されるため、音声認識に頼らざるを得ません。

高級車として期待していた先進的な機能が、実用面で課題が多いことに失望しています。

自動バックドアの機能により、後部の収納スペースが以前のモデルより狭くなった

電動バックドアの機能は便利ですが、そのメカニズム部分が収納スペースを圧迫していることに困っています。

以前のモデルと比べて、実質的な荷室容量が約10%減少しており、大きな荷物を積む際に不便を感じます。

特に、ゴルフバッグを4つ積載する際や、家族旅行での大きなスーツケースを収納する時に苦労します。

また、バックドアの開閉に必要なスペースも考慮する必要があり、狭い駐車場では荷物の出し入れがしづらくなっています。

高級ミニバンとしての実用性を重視して購入したのに、この点は大きな誤算でした。

坂道での走行性能が悪く、パワー不足を感じる

坂道での走行性能に不安を感じています。特に、乗員が多い状態や荷物を積載している時は、パワー不足を強く感じます。

急な坂道では、アクセルを踏み込んでもスムーズな加速が得られず、後続車両に迷惑をかけることもあります。

V220dのエンジンは、平地走行では十分な性能を発揮しますが、山道や高速道路の上り坂では力不足を感じます。

トランスミッションも、上り坂でのギアチェンジが頻繁に発生し、スムーズな走行を妨げています。

休日のレジャーで山間部に出かける機会が多い方には、この点は重要な検討事項になるでしょう。

Vクラスの中古車の購入する際の注意点

Vクラスの中古車を購入する際に特に注意が必要な「3つの重要なポイント」について詳しく解説します。

メンテナンス履歴を必ず確認する

中古Vクラスを購入する際、整備記録簿の確認は最も重要なポイントです。

なぜなら、メンテナンス履歴が不明確な車両は、予期せぬ故障のリスクが高くなるためです。

特に、エアサスペンションやエンジン関連の整備は、正規ディーラーで定期的に行われているかどうかを確認する必要があります。

例えば、5万キロごとのエンジンオイル交換や、7万キロでのタイミングベルト交換などが適切に実施されているか、記録から確認できます。

また、事故歴の有無や修理歴も重要で、これらが不明確な場合は、将来的に高額な修理費用が発生するリスクが高まります。

整備記録簿は車両の健康診断書のようなものですので、購入前の入念なチェックをお勧めします。

10万キロ以上走行している車両は主要部品の消耗が進んでいる可能性が高い

10万キロを超えるVクラスの購入は、慎重な判断が必要です。

走行距離が増えるにつれて、エンジンやトランスミッションなどの主要部品の劣化が進行し、修理費用が急激に増加する傾向にあります。

特に、エアサスペンションは8万キロを超えると故障リスクが高まり、交換費用は一箇所あたり20万円以上かかることもあります。

また、電装系統のトラブルも増加し、パワーウィンドウやエアコンの不具合が発生しやすくなります。

実際の購入検討時には、走行距離だけでなく、使用環境や整備状態も含めて総合的に判断することをお勧めします。

高額な修理費用を避けるためにも、できれば7万キロ以下の車両を選択することが賢明です。

駐車場や車庫の収容スペースを事前に確認する

Vクラスの駐車スペース確保は、購入前に必ず確認すべき重要事項です。

全高が1930mmあるため、多くの立体駐車場や機械式駐車場に入庫できない可能性が高く、日常的な使用に支障をきたすことがあります。

また、全長が5150mm(ロング)もあるため、一般的な駐車場では収まりきらないケースも多いです。

自宅の車庫や普段利用する施設の駐車場の寸法を事前に測定し、余裕を持った空間があるか確認することが必要です。

特にマンションにお住まいの方は、契約している駐車場のサイズ制限を必ず確認してください。

駐車場探しに苦労する事態を避けるためにも、事前の入念なチェックが不可欠です。

Vクラスを高く売るポイント

Vクラスを高く売るためのポイントは、以下の通りです。

Vクラスを高く売るポイント
  • 買取店での売却をする
  • 5万キロを超えないうちに売却する
  • 中古車買取相場が高くなる時期(年度末や決算期)を狙って売却する
  • アバンギャルドロングなど、流通量の多いグレードを選ぶ

それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

買取店での売却をする

Vクラスを高く売るためには、買取店での売却がベストな選択です。

下取りと比べて、買取店での売却は平均で15~20%高く売れる可能性があります。

なぜなら、複数の買取店で競争原理が働き、より高額な査定額を引き出せるためです。具体的には、大手買取店3社以上に査定を依頼することで、最大で50万円程度の価格差が生まれることもあります。

特に輸入車専門の買取店は、Vクラスの価値を適切に評価できる目利きが在籍しているため、より高額な査定が期待できます。

ただし、買取店を選ぶ際は、必ず大手企業や実績のある会社を選び、複数の見積もりを取ることをお勧めします。

5万キロを超えないうちに売却する

Vクラスは5万キロを超えると査定価格が大きく下落するため、それまでの売却がおすすめです。

5万キロを境に価格が30%以上下がることもあり、タイミングが重要です。

例えば、新車から3年で4万キロ程度の走行距離であれば、新車価格の60%程度で売却できる可能性がありますが、6万キロを超えると40%程度まで下がってしまいます。

特にディーゼルエンジン車は、走行距離による価値の低下が顕著です。

また、定期点検をきちんと実施し、整備記録を残すことで、5万キロ以下でも高評価を得やすくなります。

早めの売却を検討することで、より良い価格での売却が可能となります。

中古車買取相場が高くなる時期(年度末や決算期)を狙って売却する

年度末や決算期を狙った売却は、より高値での取引が期待できます。

具体的には、2月末から3月末にかけてと、9月末が買取相場の上昇する時期です。

この時期は買取店が在庫確保に積極的になるため、通常より10~15%高く売却できることがあります。

また、決算期は買取店の査定担当者にも売上目標があり、交渉の余地が広がります。

ただし、年末年始は逆に相場が下がりやすい傾向にあるため避けた方が良いでしょう。

季節的には、春から初夏にかけても需要が高まる時期となり、有利な売却が期待できます。

アバンギャルドロングなど、流通量の多いグレードを選ぶ

アバンギャルドロングは、Vクラスの中で最も流通量が多く、リセール率も高いグレードです。

このグレードは、ビジネスユースからファミリーユースまで幅広い需要があり、中古市場での人気が高いためです。

特に、V220dアバンギャルドロングは、燃費と維持費のバランスが良く、次の購入者も見つかりやすいグレードとなっています。

また、標準装備が充実しているため、オプション装着の有無による価格変動も少なく、安定した査定額が期待できます。

将来の売却を考えると、このグレードを選択することで、より確実な資産価値の維持が可能となります。

Vクラスに関するよくある質問

ベンツVクラスのフルモデルチェンジはいつですか?

メルセデス・ベンツVクラスは2024年1月に欧州でビッグマイナーチェンジが実施され、日本では2024年10月から注文受付が開始されています。

このモデルでは、外観デザインが大きく刷新され、フロントマスクには新しいボンネットマスコットが採用されました。

インテリアには12.3インチのワイドディスプレイが搭載され、デジタルルームミラーやAIRMATICサスペンションなど、最新の装備が追加されています。

これらの変更により、高級ミニバンとしての価値がさらに高まっています。

なぜVクラスの中古車は安いのですか?

Vクラスの中古車価格が比較的安価な理由は、供給量の多さと減価償却の大きさにあります。

特に法人向けに多く販売されるため、一定期間後に大量の中古車が市場に出回ることで価格が下がる傾向にあります。

また、5万キロを超えると価値が大きく下落し、維持費の高さから中古市場での需要が限定的になります。

ただし、定期的なメンテナンスが行われている車両は、品質が比較的高く保たれているため、コストパフォーマンスの高い選択肢となっています。

維持費はどのくらいかかりますか?

Vクラスの維持費は年間30万円以上が必要となります。

定期点検だけでも年間20万円以上かかり、部品交換が必要になると費用は更に膨らみます。特にエアサスペンションの修理は一回で50万円近くかかることもあり、タイヤ交換も4本で20万円程度必要です。

また、正規ディーラーでの整備は一般的な国産車の2~3倍の費用がかかるため、長期的な維持を考える際は予算の確保が重要です。

芸能人でVクラスに乗っている人はいますか?

照英さんが家族向けの車として黒とチョコレート色のVクラスを2台乗り継いでいます。

特に子育て世代の芸能人に人気があり、室内の広さと快適性が評価されています。

照英さんは、子どもが3人いることから、エクストラロングボディのVクラスを選択し、家族での長距離ドライブにも活用しています。

高級感と実用性を兼ね備えた車両として、芸能人からの支持を得ています。

Vクラスにチャイルドシートは取り付けられますか?

Vクラスには2列目と3列目シートにISOFIXアンカーが標準装備されており、安全にチャイルドシートを取り付けることができます。

ISOFIXによる固定は2列目の左右席に可能で、シートベルト固定式を併用することで、より多くのチャイルドシートを設置できます。

広い室内空間を活かして、複数のチャイルドシートを快適に設置できることも、ファミリーカーとしての魅力を高めています。

まとめ

Vクラスは高級ミニバンとしての魅力がある一方で、維持費の高さや燃費の悪さ、駐車スペースの制約など、いくつかの重要な検討事項があります。

中古車購入時はメンテナンス履歴の確認や走行距離の確認が不可欠で、売却時は適切なタイミングと方法を選ぶことで価値を最大限に保つことができます。

購入を検討される方は、事前に以下の点を必ず確認してください。

  • 年間30万円以上の維持費の準備
  • 駐車スペースの確保
  • 使用目的に合ったグレードの選択
  • 走行距離と整備状態の確認

Vクラスは適切な管理と計画的な売却により、快適な乗り心地と実用性を兼ね備えた魅力的な車両となります。

十分な事前調査と計画を立てることで、後悔のない車選びを実現できるでしょう。