ベンツ

GLCは購入して後悔したことは?対策や高く売るコツを紹介

「GLCを購入して後悔する原因は?」

「GLCを高く売るためのコツは?」

上記のように、メルセデス・ベンツGLCの購入を検討している方の不安は尽きないのではないでしょうか。

GLCは高級SUVとしての魅力がある一方で、年間20万円程度の維持費や予期せぬ修理費用、燃費の悪さなど、いくつかの注意点があります。

今回は、「GLCを購入して後悔しないためのポイント」や「高値で売却するためのコツ」、さらに「よくある疑問への回答」について詳しく解説していきます。

GLCの購入を検討している方は、これらの情報を参考に、長期的な視点での判断材料としてください。

ベンツのGLCを買って後悔した事例

メルセデス・ベンツGLCの所有で後悔する主な要因について、実際のオーナーから多く報告されている事例をご紹介します。

パワーウィンドウの修理に1枚あたり3万円程度必要で、経年劣化により必ず発生する

メルセデス・ベンツGLCのパワーウィンドウ修理は深刻な悩みとなっています。

経年劣化による不具合は避けられず、修理費用が1枚あたり3万円程度かかることが大きな負担となります。

この問題が発生する理由は、高品質な純正部品を使用する必要があり、技術的な専門性も求められるためです。

具体的には、窓の開閉時に異音が発生し始め、その後スムーズな動きが損なわれ、最終的には動かなくなるケースが多く報告されています。

このような状況を避けるためには、定期的なメンテナンスと早期の対応が重要ですが、それでも修理費用の負担は避けられません。

年間維持費が平均20万円程度かかり、予備費として常時20万円以上の準備が必要

GLCの年間維持費は予想以上に高額となることが分かっています。

平均して20万円程度の維持費がかかり、予期せぬ修理に備えて同額程度の予備費も必要となります。

この高額な維持費が発生する背景には、定期点検費用、消耗品の交換、保険料などの基本的な費用に加えて、輸入車特有の部品代や技術料の高さがあります。

実際のオーナーからは、タイヤ交換やブレーキパッドの交換など、一般的な国産車と比べて2~3倍の費用がかかるとの声が多く聞かれます。

この維持費の問題は、長期保有を考える際の重要な検討事項となっています。

街中での燃費が8km/L程度と低め

GLCの街中での実燃費が8km/L程度と低いことは、多くのオーナーにとって想定外の出費となっています。

この低燃費の主な原因は、車両の重量が重いことと、高性能エンジンの特性にあります。

市街地走行では頻繁な発進・停止があり、その度に大きなエネルギーを必要とするため、燃費が悪化します。

特に通勤や買い物などの日常使いでは、予想以上にガソリン代がかさむことになり、月々の支出増加につながっています。

燃費改善のためにエコ運転を心がけても、大幅な改善は期待できないのが現状です。

3年以内に警告ランプの不具合が発生することがある

GLCの警告ランプに関する不具合は、購入後3年以内という比較的早い段階で発生することが問題となっています。

この症状は、センサー類の誤作動やソフトウェアの不具合が主な原因とされています。

警告ランプが点灯すると、実際の不具合の有無に関わらず、ディーラーでの点検が必要となり、その都度診断料が発生します。

さらに、部品交換が必要となった場合は高額な修理費用が発生することもあります。

この問題は、新車購入時には想定していなかった出費や手間となり、オーナーの満足度に大きく影響を与えています。

GLCを購入して後悔した時の対策

GLCを購入して後悔した時の対策としては、下取り査定時の注意点、納車前の確認事項、維持費の準備、エアコン性能のチェックなどが挙げられます。

それでは、各対策について詳しく解説していきます。

下取り査定は必ず買取店でも査定を受け、相場を確認してから交渉する

GLCの下取り査定では、複数の買取店で査定を受けることが賢明な選択です。

なぜなら、ディーラーの下取り価格は市場相場より低めに設定されることが多いためです。実際の例として、ディーラーでの査定額と買取店での査定額で50万円以上の差が出るケースもあります。

まずは大手買取店2~3社で査定を受け、その査定額を基準にディーラーと交渉することで、より有利な条件を引き出すことができます。

この方法で、多くのオーナーが納得のいく価格での取引を実現しています。

納車前に試乗車でパワーウィンドウの異音やジャダー(振動)の有無を確認する

納車前の試乗チェックは、将来的なトラブルを防ぐ重要な機会です。

パワーウィンドウの異音やジャダー現象は、GLCでよく報告される症状のため、特に注意が必要です。

試乗時には、すべてのウィンドウを複数回開閉して、スムーズな動きと異音がないかを確認します。

また、直線路や低速走行時の振動についても入念にチェックすることで、将来的な修理費用の発生を予防できます。

これらの確認を怠ると、後々高額な修理費用が必要となる可能性があります。

年間20万円程度の維持費を事前に準備しておく

GLCの維持費として年間20万円程度の準備が必要不可欠です。

この金額は、定期点検、消耗品の交換、予期せぬ修理などに充てられます。

具体的には、エンジンオイル交換が年2回で3万円程度、タイヤ交換が4本で40万円程度、ブレーキパッドの交換が10万円程度など、国産車と比べて割高な費用が発生します。

これらの費用を事前に把握し、計画的な資金準備をすることで、突発的な出費による家計への影響を最小限に抑えることができます。

エアコンの冷え具合を実際に確認し、特に夏場の性能をチェックする

GLCのエアコン性能は、快適な車内環境を左右する重要なポイントです。

特に夏場は、室内が広いため冷房の効きに時間がかかることがあります。

試乗時には、エアコンの冷え始めまでの時間や、室内全体の温度バランスを確認することが大切です。

具体的には、アイドリング状態での冷房効果、走行中の温度変化、後部座席までの冷気の届き具合などをチェックします。

これらの確認を怠ると、真夏の運転時に快適性が損なわれ、不満を感じる原因となる可能性があります。

GLCを高く売るコツ

GLCを高く売るためのポイントは、以下の通りです。

GLCを高く売るコツ
  • ホワイトパール系やブラック系の定番カラーを選ぶ
  • モデルチェンジ前に売却する
  • 3年落ち以内で売却する

それぞれのポイントについて解説していきます。

ホワイトパール系やブラック系の定番カラーを選ぶと高値が付きやすい

GLCの高値売却には、カラー選択が大きく影響します。

ホワイトパールやブラックなどの定番カラーは、中古市場での需要が高く、安定した価格で取引されています。

これは、これらのカラーが時代を超えて好まれ、幅広い年齢層に受け入れられているためです。

実際の査定例では、個性的なカラーと比べて10~20%程度高い査定額となるケースも少なくありません。

特にホワイトパールは、高級感があり、かつ傷や汚れが目立ちにくいため、中古車市場での人気が高く、結果として高値での売却が期待できます。

モデルチェンジ前の売却がリセール面で有利

モデルチェンジ直前での売却は、GLCの価値を最大限に引き出すチャンスとなります。

この時期を狙う理由は、新型発売前の駆け込み需要により、中古車市場での取引が活発になるためです。

具体的には、モデルチェンジの半年から1年前がベストなタイミングとされ、この時期であれば新車価格からの下落率を最小限に抑えることができます。

また、新型モデルの情報が出始めると、現行モデルへの関心が高まり、より有利な条件での売却が可能となります。

3年落ち以内での売却が理想的な売り時

GLCは3年以内での売却が最も有利です。この期間内であれば、車両の価値下落を最小限に抑えることができ、高額での売却が期待できます。

新車から3年以内は、メーカー保証が残っていることや、走行距離が比較的少ないことから、買い手からの信頼度も高くなります。

実際の取引例では、3年以内の売却で新車価格の60~70%程度での売却が可能なケースもあり、それ以降は年々価値が大きく下落していく傾向にあります。

ベンツのGLCに関するよくある質問

GLCのガソリンモデルの特徴と燃費性能はどうですか?

GLCのガソリンモデルは、2.0リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載しています。

燃費性能は、WLTCモードで10.7km/Lとなっていますが、実際の市街地走行では8~10km/L程度になることが多いです。

この数値は、同クラスのSUVとしては標準的な値といえます。

特にGLC300 4MATICは、258馬力の出力を誇り、力強い走りを実現していますが、その分燃費は犠牲になっています。

ただし、全車に搭載される4MATICシステムにより、安定した走行性能を発揮できます。

GLCクーペの前期型と後期型で、デザインや性能面での違いは何ですか?

GLCクーペの前期型と後期型では、外観デザインに大きな違いがあります。

後期型では、フロントのLEDヘッドライトのデザインが変更され、バンパーの開口部が広くなりました。

また、リアディフューザーには4本のフィンが追加され、よりスポーティな印象になっています。

内装面では、後期型でタッチパッド式のインターフェースが採用され、12.3インチの大型ディスプレイが標準装備となりました。

GLCは3列シートのモデルはありますか?

GLCは3列シートの設定がありません。GLCは5人乗りの2列シートモデルのみとなっています。

メルセデス・ベンツのSUVで3列シートを希望する場合は、より大きなGLSクラスを選択する必要があります。

なお、GLCと似たサイズながら3列シートを備えたモデルとしてGLBがありますが、こちらは一回り小さいボディサイズとなっています。

GLCのラゲッジスペースにゴルフバッグは何個積めますか?

GLCのラゲッジスペースは使い勝手が良く、ゴルフバッグを4個まで収納することが可能です。

タイヤハウス後方に設けられた窪みを利用して、ゴルフバッグのヘッド部分をうまく配置することで、効率的な収納が可能です。

通常のラゲッジ容量は550Lで、後部座席を倒すと最大1600Lまで拡大できます。これにより、4人でのゴルフツアーにも十分対応できる収納力を備えています。

まとめ

メルセデス・ベンツGLCは、高級SUVとしての魅力がある一方で、いくつかの注意点があります。

維持費に関しては、年間20万円程度の費用に加え、予期せぬ修理のための予備費も同額程度必要となります。パワーウィンドウの修理やエアコンの性能など、経年による不具合にも注意が必要です。

購入時の対策としては、複数の買取店での査定確認や、納車前の入念な試乗チェックが重要です。特に、パワーウィンドウの異音やジャダー現象などの確認は必須となります。

高値での売却を考える場合は、ホワイトパールやブラックなどの定番カラーを選び、3年以内での売却を検討することが賢明です。また、モデルチェンジ前のタイミングでの売却が有利となります。

GLCは5人乗りの高級SUVとして十分な性能と快適性を備えていますが、購入前に維持費や将来的な売却までを見据えた計画的な判断が必要です。