「BMW X4の購入後に後悔することはあるの？」
「BMW X4の維持費はどのくらいかかるの？」
BMW X4は、スポーティでエレガントなデザインが魅力的な高級SUVクーペですが、実燃費や維持費、車体の大きさなど、実用面での課題も指摘されています。
年間維持費は30万円から38万円程度必要で、故障時の修理費用も国産車と比べて高額になる傾向があります。
今回は、「BMW X4購入後の後悔ポイント」や「高額査定を実現するためのポイント」、さらに「購入前に確認すべき注意点」について詳しく解説していきます。
BMW X4の購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
bmw x4を購入して後悔したポイント
ここでは、BMW X4の購入を検討している方に向けて、購入後に後悔しやすいポイントを5つご紹介します。
各項目をよく読んで、購入前の参考にしてください！
実際の燃費は公式値の12.8 km/Lに対して8.8 km/L程度まで低下
BMWのX4は、カタログ燃費と実燃費の差が予想以上に大きく、市街地走行での燃費の悪さに驚かされます。
公式では市街地モードで12.8km/Lとされていますが、実際の走行では8.8km/L程度まで低下してしまいます。
この差は、特に街中での頻繁な発進停止や渋滞時に顕著です。重量が約2トンあるボディに加えて、4WDシステムの搭載により、市街地での燃費効率が大きく低下します。
さらに、信号待ちの多い都市部では、アイドリングストップ機能を搭載していても、エアコンの使用などで燃費が悪化します。
結果として、月々の燃料費が予想以上にかさんでしまうことに悩まされます。
市街地での段差や悪路では振動が気になる
X4の乗り心地は、スポーティな走行性能を重視したセッティングのため、市街地での快適性に課題があります。
アダプティブMサスペンションを搭載していても、路面の凹凸を拾いやすく、特に低速走行時の振動が気になります。
コンフォートモードに設定しても完全には解消されず、段差を通過する際の衝撃が室内に伝わってきます。
特に20インチ以上の大径ホイールを装着したモデルでは、この傾向が顕著になります。
市街地での日常使用を重視する方にとっては、乗り心地の硬さが想定以上のストレスとなることがあります。
内装の一部にプラスチック素材が使用されている
X4の内装は、全体的に高級感のある仕上がりを目指していますが、一部に使用されているプラスチック素材が期待値を下げる要因となっています。
特にドアトリムの下部やセンターコンソールの収納部分など、手の触れる機会の多い場所でプラスチックの質感が気になります。
BMW車に期待される高級感とのギャップに、購入後に物足りなさを感じることがあります。
インテリアの素材選びにおいて、コストダウンの跡が見られる部分があり、この価格帯の車両としては改善の余地があると感じます。
後部座席の足元には拳一つ分程度しか余裕がない
X4の後部座席は、見た目以上に実用性に課題があります。
特に身長180cm程度の大人が運転席を調整すると、後部座席の足元スペースが極端に狭くなってしまいます。
実測では拳一つ分程度しか余裕がなく、長時間のドライブでは後席の乗員が窮屈な思いをします。
クーペスタイルのルーフラインの影響で、頭上空間も制限され、大人が快適に過ごせる空間とは言えません。
家族での使用や長距離移動を考えている方にとっては、この制約が大きな課題となります。
全長4,720mm、全幅1,890mmという大きなサイズが運転しにくい
X4の車体サイズは、日本の道路事情を考えると扱いが難しいものとなっています。
全長4,720mm、全幅1,890mmという大きなボディサイズは、狭い道路や駐車場での取り回しに苦労する原因となります。
特に都市部での運転では、対向車とのすれ違いや狭い路地での走行に神経を使います。
また、標準的な駐車スペースへの出し入れも慎重な操作が必要で、日常的な使用において予想以上のストレスを感じることがあります。
bmw x4を購入する際の注意点
BMW X4を購入する際には、その魅力的な外観や高性能の裏に隠れた重要な注意点があります。
日常的な使用における課題や制約を十分に理解しておくことが大切です。
狭い道での行き違いや駐車場での取り回しに苦労する
BMW X4の大きなボディサイズは、日常的な運転で大きな課題となります。
全長4,760mm、全幅1,920mmというサイズは、一般的な道路環境では扱いが難しいものです。
特に全幅が1.9mを超えることで、狭い道での対向車とのすれ違いや、標準的な駐車スペースへの出し入れに神経を使うことになります。
また、コインパーキングでは車体がはみ出してしまうこともあり、駐車場選びにも制限が生じます。
バックモニターや駐車アシストなどの装備で補助はされますが、それでも車体の大きさに慣れるまでには時間がかかるでしょう。
普段から小型車に乗っている方は、この点を十分に考慮する必要があります。
機械式駐車場の多くは入庫できない
機械式駐車場への入庫が制限されることは、X4購入時の重要な検討ポイントとなります。
多くの機械式駐車場では全高制限が1,550mmと設定されていますが、X4の全高は1,620mmあるため入庫できません。
特に都市部のマンションやオフィスビルでは機械式駐車場が一般的なため、通勤や外出時の駐車場探しに苦労することになります。
自走式の立体駐車場であれば入庫可能ですが、それでも車高や車幅による制限があるため、事前に利用予定の駐車場で確認が必要です。
駐車場の制約は、X4の使用シーンを大きく限定する要因となります。
乗り心地やハンドリング、視界の確保など、実際に運転してみないと分からない特徴が多くある
X4の運転特性は、実際に乗ってみないと分からない独特な特徴があります。
スポーティな走行性能を重視したセッティングのため、市街地での乗り心地には課題があり、路面の凹凸を拾いやすい傾向にあります。
一方で、高速道路での走行安定性は高く評価されており、長距離移動に適した特性を持っています。
視界については、クーペスタイルの影響で後方の死角が大きくなりますが、運転席からの前方視界は良好です。
これらの特徴は、試乗で実際に体感することが購入判断の重要なポイントとなります。
bmw x4を高く売るポイント
BMW X4を高く売るためのポイントについて、重要な3つのポイントをご紹介します。
これらのポイントを押さえることで、価値を最大限に引き出し、高価買取できる可能性が高まります。
点検整備記録簿、保証書、取扱説明書などの書類を大切に保管する
BMW X4を高く売るためには、点検整備記録簿などの書類管理が重要な鍵となります。
メンテナンスノートがない場合、査定額が1万円から4万円程度も下がってしまいます。
特に点検整備記録簿には、整備の履歴や走行距離、部品交換の記録が詳しく記されており、大切な車の診断書となります。
また、保証書や取扱説明書をセットで保管していると、査定時に10点ほどの加点があり、約1万円のプラス査定につながります。
これらの書類は車内の分かりやすい場所にまとめて保管し、汚れを防ぐためにジップロックなどに入れて保管することをおすすめします。
ザーシートは経年劣化しやすいため定期的なケアが必要
BMW X4の価値を維持するには、レザーシートのケアと外装のコーティングが欠かせません。
レザーシートは経年劣化が進みやすく、特に高温多湿な車内環境では劣化が加速します。
また、外装面では紫外線や酸性雨、花粉、黄砂、鉄粉などが塗装面にダメージを与え、光沢の低下や塗装の剥離を引き起こす可能性があります。
特にBMWはブレーキダストが多く出るため、鉄粉が塗装面に付着してザラつきの原因となります。
これらの問題を防ぐために、レザーには純正のケア用品を使用し、外装には専門店でのコーティング施工が効果的です。
人気オプションが装着されている場合、査定額が上がる
特にパノラマガラスサンルーフは、日本のアウトドア派から高い人気があり、輸出時にも査定額に大きく影響します。
また、ドライビングアシストプラスやセレクトパッケージなどの先進安全装備も、近年の需要の高まりから査定額アップの要因となっています。
さらに、ボディカラーではパールホワイトのミネラルホワイトやアルピンホワイトなどの定番カラーが人気で、高評価を得やすい傾向にあります。
これらのオプションを装備したX4は、中古車市場での需要が高く、高額査定が期待できます。
bmw x4後悔に関するよくある質問
故障は多いのか？
BMW X4は、複雑な電子制御システムを採用しているため、故障のリスクが比較的高いと言えます。
特に電子制御システムのトラブルやエンジン、トランスミッションの不具合が報告されています。
2015年式モデルでは、エンジンのパワーロスや予期せぬ停止が頻発し、故障率が他の年式と比べて20%も高くなっています。
また、ナビゲーションシステムや運転支援システムなどの電子部品の故障も多く、修理には専門的な技術と高額な費用が必要となります。
そのため、中古車購入時には整備記録をしっかりと確認し、信頼できるディーラーから購入することが重要です。
維持費はどのくらいかかりますか？
BMW X4の年間維持費は、グレードによって異なりますが、平均して30万円から38万円程度必要となります。
内訳として、自動車税が約4万円、重量税が約1.6万円、自賠責保険が約2万円、車検費用が約10万円となります。
さらに、年間1万km走行した場合の燃料費は、xDrive20dで約9.3万円かかります。
また、故障時の修理費用は国産車と比べて部品代が10～30%ほど高くなる傾向があり、予期せぬ出費に備える必要があります。
特に電子部品の故障時は高額な修理費用が発生する可能性があります。
デザインに飽きることはありませんか？
BMW X4のデザインは、スポーティでありながらエレガントさを兼ね備えた特徴的なスタイルを持っています。
特に斜め後方からのデザインやテールレンズのデザインは、多くのオーナーから高い評価を得ています。
しかし、クーペスタイルのSUVという独特なデザインは好みが分かれ、一部では「クーペ形状がSUVの良さを損なっている」という意見もあります。
ただし、実際のオーナーからは「モダンで洗練されている」という評価が多く、デザインに飽きを感じるという声は少ないようです。
むしろ、長く所有するほどに愛着が湧くという声が多く聞かれます。
まとめ
BMW X4は、高級感とスポーティさを兼ね備えたSUVクーペですが、実用面で様々な課題があります。
市街地走行での実燃費は公式値12.8km/Lから8.8km/L程度まで低下し、予想以上の燃料費負担が発生します。
また、全長4,760mm、全幅1,920mmという大きなボディサイズは、日本の道路事情では扱いが難しく、特に都市部での運転に苦労することがあります。
維持費は年間30〜38万円程度必要で、故障時の修理費用は国産車と比べて10〜30%ほど高額になります。
特に電子制御システムのトラブルやエンジン、トランスミッションの不具合が報告されており、修理には専門的な技術と高額な費用が必要です。
一方で、デザイン面ではスポーティでエレガントな特徴的なスタイルが好評で、長く所有するほど愛着が湧くという声が多く聞かれます。
ただし、高額査定を期待するには、点検整備記録簿などの書類管理やレザーシートのケア、外装のコーティングなど、適切なメンテナンスが不可欠です。
