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GLBオーナーが語る!購入後の後悔ポイント完全解説

「GLBはどのグレードを選ぶべき?」

「GLBの維持費はどのくらいかかる?」

メルセデス・ベンツGLBについて、このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

GLBは、高級感と実用性を兼ね備えた7人乗りSUVとして人気を集めていますが、グレード選択や維持費、装備内容など、購入前に確認すべきポイントがいくつかあります。

今回は、GLBの購入を検討されている方に向けて、グレード選択のポイントから維持費の目安、そして高く売るためのコツまで、詳しく解説していきます。

GLBの購入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

ベンツのGLBを購入して後悔したポイント

ベンツのGLBを購入して後悔したポイントについて、以下の4つの主要な問題点が挙げられます。

  1. 細部の仕上げが高級車らしくない
  2. 装備内容が予想と異なることがある
  3. 3列目シートのシートベルト警告が煩わしい
  4. 維持費が予想以上に高額

これらの問題点について、詳しく見ていきましょう。

露出した外部鉄板やドアサッシなど、細部の仕上げが粗雑で高級車らしくない

メルセデス・ベンツGLBの外装仕上げについて、期待される高級感との乖離が指摘されています。

特にドアサッシや外部鉄板の露出部分において、同価格帯の他の輸入車と比較して粗い仕上げが目立ちます。

ドアを開けた際に見える内側の無塗装部分や、サッシ周りの塗装むら、接合部分の隙間など、細部の品質が他のメルセデス・ベンツモデルと比べて劣っており、購入後の満足度に影響を与える要因となっています。

装備内容が同時期でも車両によってバラバラで、予想と違う仕様の車が届くことがある

GLBの装備内容について、同時期に製造された車両でも仕様が異なることがあり、購入時の期待と実際の装備にギャップを感じることがあります。

このような状況が発生する背景には、生産ロットによる仕様変更や、半導体不足による装備の変更などがあります。

具体的には、カタログやセールストークで説明された装備が、実際に納車された車両には搭載されていないケースがあります。

例えば、運転支援システムの一部機能が省略されていたり、インテリアの素材が予告なく変更されていたりすることがあります。

これらの違いは、納車後に気づくことが多く、購入前の十分な確認と、販売店との詳細な仕様の確認が重要となってきます。

3列目シートのシートベルト警告が煩わしい

GLBの3列目シートにおけるシートベルト警告システムは、実用面で不便を感じる要素の一つとなっています。

この警告システムは、3列目シートを使用していない場合でも、センサーが反応して警告を発することがあります。

これは荷物を積載した際や、シートを格納している状態でも発生することがあり、日常的な使用において煩わしさを感じる原因となっています。

具体的には、高速道路走行中に突然警告が鳴り始めたり、荷物の重みでセンサーが反応して警告が続いたりするケースがあります。

この問題は、GLBの実用性を考える上で重要なポイントとなり、とくに荷物の積載が多い方には注意が必要です。

部品代が国産車と比べて高額で、予想以上に維持費がかかる

GLBの維持費は、購入時の予想を上回ることが多く、長期的な所有を考える上で重要な検討ポイントとなっています。

高額となる理由は、部品代が国産車と比較して2倍から3倍程度高いことに加え、定期点検や修理の工賃も割高になるためです。

特に消耗品の交換や突発的な修理が必要になった際に、その差が顕著に表れます。

例えば、ブレーキパッドの交換で15万円前後、エアコン修理で20万円以上かかるケースもあります。

また、定期点検も年間で10万円以上の費用が必要となることがあり、購入前に想定していた維持費を大きく上回ることがあります。

これらの費用は、長期的な車両保有を考える上で重要な検討材料となります。

GLBを購入する際の注意点

メルセデス・ベンツGLBを購入する際には、以下の3つの重要な注意点があります。

  1. 装備内容の詳細確認が必要
  2. 高額な定期メンテナンス費用
  3. 車高による駐車場の制限

これらの注意点について、詳しく見ていきましょう。

時期やロットによって装備内容が異なるため、詳細な仕様確認が必要

メルセデス・ベンツGLBを購入する際、装備内容の詳細な確認が非常に重要になってきます。

同じ時期に製造された車両でも、装備内容が異なることがあるためです。

この状況が発生する理由として、生産時期やロットによる仕様変更、世界的な部品供給の状況などが影響しています。

特に運転支援システムや内装の仕様において、カタログ掲載内容と実際の装備に違いが生じることがあります。

たとえば、あるロットではアダプティブクルーズコントロールが標準装備されているのに対し、別のロットでは装備されていないことがあります。

また、シートヒーターやステアリングヒーターなどの快適装備も、製造時期によって搭載状況が変わることがあります。

定期メンテナンス費用として毎月1万円以上の予算確保が必要

GLBのオーナーシップにおいて、定期メンテナンス費用の確保は重要な検討ポイントとなっています。

毎月の維持費として、最低でも1万円以上の予算を見込む必要があります。

この費用が必要となる背景には、輸入車特有の部品代の高さや、専門的な整備技術が求められることがあります。

定期点検の間隔は1年または1万5千キロメートルごとで、その都度まとまった費用が発生します。

具体的な例として、12か月点検では基本工賃だけで5万円前後、これに消耗品の交換が加わると10万円を超えることもあります。

また、予期せぬトラブルに備えた積立も必要です。

車高が1700mmを超えるため、多くの立体駐車場が使用不可

GLBの車高は1700mmを超えるため、駐車場選びには特別な注意が必要です。多くの立体駐車場やタワー型駐車場が利用できないという制限があります。

この制限が生じる理由は、日本の一般的な立体駐車場の制限高さが1550mm~1600mm程度に設定されていることにあります。

GLBは全高が1700mmを超えるため、多くの機械式駐車場が使用できません。

たとえば、都心部のショッピングモールや商業施設、マンションの機械式駐車場などでは入庫できないケースが多くあります。

特に都市部では、平面駐車場が少ないため、目的地付近の駐車場を探すのに苦労することがあります。

GLBがおすすめな人

メルセデス・ベンツGLBがおすすめな人として、小さな子供のいる家族、アクティブな趣味を持つ人、月々の維持費として1万円以上を確保できる人、そして輸入車ならではの高級感と実用性を両立させたい人が挙げられます。

それぞれのタイプの方々に、GLBがどのように適しているのか、具体的に見ていきましょう。

小さな子供のいる家族

メルセデス・ベンツGLBは、小さな子供のいる家族にとって理想的な選択肢となっています。

3列シートを備え、最大7人まで乗車できる設計は、成長する家族のニーズに柔軟に対応できます。

家族での使用に適している理由は、2列目シートが前後に140mmスライドすることで、チャイルドシートの設置やお子様の乗り降りがスムーズになるためです。

また、荷室容量も十分で、ベビーカーやお子様の遊び道具なども余裕を持って積載できます。

具体的には、2列目シートを前方にスライドさせることで、3列目への乗り降りが容易になり、小学生程度のお子様なら快適に過ごせます。

また、ISOFIXにも対応しており、チャイルドシートの固定も安全確実です。

このように、GLBは家族の成長に合わせて長く使える実用的な一台といえます。

アクティブな趣味を持つ人

GLBは、アクティブなライフスタイルを楽しむ方々にとって、理想的な相棒となります。

広々とした荷室空間と、優れた走行性能を組み合わせることで、様々なアウトドアアクティビティに対応できます。

アウトドア向きである理由は、荷室容量が通常時で500リットル以上確保されており、3列目シートを倒せばさらに拡大できるためです。

また、4MATICモデルであれば、軽度なオフロード走行も可能です。

たとえば、サーフィンやスキーなどの長い道具も、リアシートを倒せば余裕で積載できます。

キャンプ用品一式を積んでの遠出や、マウンテンバイクを積載しての週末の山行きなども快適にこなせます。

このように、GLBはアクティブな趣味人の要望に応える実用性と走破性を備えています。

月々の維持費として1万円以上を確保できる人

GLBの維持費として月額1万円以上の予算確保が必要ですが、これは輸入車ならではの品質と性能を維持するための適切な投資といえます。

この維持費が必要となる背景には、定期点検や消耗品の交換、予期せぬ修理への備えなどがあります。

輸入車の部品代は国産車と比べて割高になりますが、それに見合う走行性能と安全性が確保されます。

具体例として、年間点検費用が10万円前後、タイヤ交換が20万円程度、突発的な修理に備えた積立金として月々1万円程度が目安となります。

これらの費用は、車両の価値と性能を長く保つために重要です。

このように、計画的な予算確保により、GLBの魅力を長く楽しむことができます。

輸入車ならではの高級感と実用性を両立させたい人

GLBは、メルセデス・ベンツならではの高級感と、SUVとしての実用性を見事に両立させた車両です。

上質な室内空間と、日常的な使いやすさを兼ね備えています。

この特徴が実現できている理由は、インテリアに高級素材を採用しながら、使い勝手の良い収納スペースや、フレキシブルなシートアレンジを実現しているためです。

また、最新のインフォテインメントシステムも搭載し、快適性と機能性を両立しています。

例えば、本革シートやアルミニウムトリムなどの高級感のある内装材を採用しながら、荷室は最大1805リットルまで拡大可能で、大きな荷物も余裕で積載できます。

このように、GLBは高級車としての品格を保ちながら、実用的なSUVとしての機能も十分に備えています。

GLBを高く売るコツ

GLBを高く売るための「3つの重要なポイント」をご紹介します。

これらのコツを押さえることで、愛車の価値を最大限に引き出し、より良い条件での売却が可能になります。

需要が高まる時期を狙って売却する

GLBの売却時期として、1月~3月と9月~10月を狙うことで、より高額での売却が期待できます。これらの時期は中古車市場の需要が特に高まる季節です。

この時期に需要が高まる理由として、年度替わりや季節の変わり目に合わせて車の買い替えを検討する人が増えることが挙げられます。

また、ボーナス支給時期とも重なり、購買意欲が高まる傾向にあります。

具体的には、3月は年度末で法人需要が高まり、10月は冬季を前に4WD車への需要が増加します。

このような時期に売却することで、通常より10~15%程度高い査定額を引き出せる可能性があります。

モデルチェンジ前に売却する

GLBの高値売却を実現するには、モデルチェンジの前に売却することが効果的です。新型モデルの発売後は、現行モデルの中古車価格が大きく下落する傾向にあります。

この現象が起こる理由は、新型モデルの発売により現行モデルの商品価値が相対的に低下することにあります。

また、新型への注目度が高まることで、現行モデルへの需要が減少することも影響しています。

たとえば、過去のモデルチェンジでは、発売後半年程度で中古車価格が15~20%程度下落したケースもあります。

特にGLBは2024年にマイナーチェンジが実施されたため、次期モデルチェンジまでの動向を注視する必要があります。

5万km、10万kmなどの大台に乗る前に売却する

GLBの売却において、走行距離が大台(5万km、10万km)に到達する前に売却することで、より高い査定額を期待できます。

この理由は、中古車市場において走行距離が大台を超えると、心理的な価値の低下が生じるためです。

また、多くの買取業者が査定システムにおいて、これらの節目で査定額を大きく下げる設定をしています。

例えば、4.8万kmの車両と5.2万kmの車両では、わずか4000kmの違いでも査定額に30万円以上の差が出ることがあります。

特に輸入車は走行距離に対する評価が厳しく、この傾向が顕著に表れます。

このため、走行距離が大台に近づいてきた場合は、早めの売却を検討することをおすすめします。

ベンツのGLBに関するよくある質問

GLBはどのグレードを買うべきですか?

使用目的に応じて最適なグレードが異なります。街乗り中心なら180が、長距離移動が多い場合は200d 4MATICがおすすめです。

180は1.3リッターエンジンで街乗りに十分なパワーがあり、2024年6月モデルからはモーター補助で発進時のトルク不足も改善されています。

一方、200d 4MATICは高速巡航性能と燃費の両立に優れており、長距離ドライブに適しています。

具体的な価格は、GLB 180が638万円、GLB 200d 4MATICが694万円となっています。装備の違いは少なく、主にパワートレインと駆動方式で選ぶことになります。

GLBの故障率はどうですか?

GLBでは、いくつかの特徴的な不具合に注意が必要です。

主にエアコンコンプレッサー、オルタネーター、ラジエーターからの水漏れなどの報告があります。

これらの不具合は、特に夏場の暑い時期に多く発生する傾向にあります。エアコンコンプレッサーの修理には15万円前後、エアコン修理全体で20万円以上かかるケースもあります。

また、電装系のトラブルとしてセンサー類の不具合も報告されており、定期的なメンテナンスが重要です。

GLBはかっこ悪いと言われますが実際どうですか?

GLBは、Gクラス風のスクエアなフォルムと現代的なデザインの組み合わせが特徴的で、若い世代からの支持も高くなっています。

力強い存在感とプレミアム感を両立させたエクステリアデザインが魅力です。

特に直線的なボディラインと大きなグリルは、都会的でありながらSUVらしさも演出しています。

LEDヘッドライトやアンビエントライトなどの先進的な装備も、デザインの魅力を高めています。

GLBの人気色は何ですか?

人気色は無償カラーのポーラーホワイト(カラーコード149)が最も多く、次いでコスモスブラック(191)が人気となっています。

この理由として、ポーラーホワイトは無償カラーでありながら高級感があり、汚れも目立ちにくいことが挙げられます。

コスモスブラックは深みのある色合いで、手入れをすることで美しさを保てます。

2024年モデルでは新色としてスペクトラルブルーやパタゴニアレッドなども追加されています。

GLBの残価設定はどうなっていますか?

GLBの残価設定型ローンは、3年後の残価が300万円前後に設定されており、月々のローン支払いは約13万円からとなっています。

残価設定型ローンでは、契約時に数年後の下取価格が設定・保証されます。

頭金が不要で、月々の支払いを抑えられる利点があります。

ただし、走行距離制限やカスタマイズの制限があることにも注意が必要です。

GLBのフルモデルチェンジはいつですか?

GLBは2023年11月17日にマイナーチェンジが実施され、2024年モデルとして販売中です。

主な変更点として、エクステリアデザインの刷新や、ナビゲーションシステムの最新化が行われました。

新型では、フロントグリルやバンパーのデザイン変更、LEDヘッドライトの改良、インテリアではステアリングホイールの刷新などが実施されています。

GLBはガソリンとディーゼルどちらがいいですか?

使用環境によって最適な選択が異なります。時速30km/h以下の街乗りが多い方は、アイドリング振動も少なく、エンジンノイズも小さい180がおすすめです。

一方、高速巡行が多い方はトルクの余裕と燃費の両面から200dがおすすめです。

燃費については街乗りでも200dの方が1-2km/L良好で、高速巡航ではさらにディーゼルの優位性が高まります。

まとめ

GLBは、高級感と実用性を兼ね備えた7人乗りSUVとして、幅広い層から支持されています。

街乗りから長距離移動まで対応できる多様なパワートレイン、充実した装備、そして使い勝手の良い室内空間が特徴です。

一方で、維持費の高さや装備のばらつき、一部の仕上げの質など、購入前に考慮すべき点もあります。

GLBは、適切な選択と準備があれば、家族での使用からアクティブなライフスタイルまで、幅広いニーズに応える一台となります。

維持費などの課題はありますが、それを上回る価値と満足度を提供できる車両です。

じっくりと検討し、自分のライフスタイルに合った選択をすることで、長く愛着を持って乗ることができるでしょう。