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ベンツのGLBはなぜかっこ悪いと言われる?購入する際の注意点を紹介

「メルセデス・ベンツGLBはかっこ悪いの?」

「GLBの購入前に確認すべきポイントは?」

GLBは、四角いプロポーションと丸みを帯びた断面を組み合わせた独特なデザインで、3列シートを備えた実用的なSUVです1。

若い世代や女性にも親しみやすい雰囲気を持ちながら、メルセデス・ベンツならではの高級感と走行性能を兼ね備えています12。

今回は、GLBの特徴や購入時の注意点、維持費用など、購入検討に役立つ情報を詳しく解説していきます。

これからGLBの購入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

ベンツのGLBがかっこ悪いと言われる理由

ベンツのGLBがかっこ悪いと言われる理由は、以下の通りです。

  • 四角いプロポーションと丸みを帯びた断面の組み合わせ
  • 後ろに間伸びした感じがあり、ミニバンをSUVにしたような印象
  • 従来のメルセデスの持つ威厳のあるデザインと比べて、かわいらしさが強調されている
  • クロームパーツやアンダーガードなど、装飾的な要素が多すぎる
  • 本格的なSUVというよりも、コンパクトカーを大きくしただけという印象

それぞれの理由について解説していきます。

四角いプロポーションと丸みを帯びた断面の組み合わせ

GLBの四角いプロポーションと丸みを帯びた断面の組み合わせは、むしろ魅力的な特徴といえます。

一見すると違和感を感じるかもしれませんが、この独特なデザインには意図があります。

メルセデス・ベンツの現代的な丸みのある要素を、あえて四角いシルエットと組み合わせることで、個性的なキャラクター性を生み出しています。

従来の四角いSUVであれば、すべての面がパキパキとした印象になりがちですが、GLBは丸みのある断面を取り入れることで、やわらかな印象も併せ持っています。

このデザイン手法により、堅すぎず柔らかすぎない、バランスの取れた外観を実現しているのです。

後ろに間伸びした感じがあり、ミニバンをSUVにしたような印象

GLBは確かに後ろに間伸びした印象があり、ミニバンのような要素を感じさせます。

しかし、これは3列シートを実現するための必然的な設計であり、実用性を重視した結果といえます。

ボックス型のシルエットは、室内空間を広く確保するための工夫であり、7人乗りという実用性を実現するために選ばれたデザインです。

また、このデザインは単なるミニバン的要素だけではなく、人気の高いGクラスからインスピレーションを得ており、メルセデス・ベンツらしさも備えています。

従来のメルセデスの持つ威厳のあるデザインと比べて、かわいらしさが強調されている

GLBのかわいらしい印象は、実は新しい購買層を開拓する戦略的なデザインといえます。

従来のメルセデス・ベンツが持つ威厳のあるデザインとは異なり、GLBは意図的にやわらかな印象を採用しています。

これは若い世代や女性にも親しみやすい雰囲気を作り出すためです。

実際に、タレントの藤田ニコルさんも購入するなど、新しい層からの支持を得ています。

このかわいらしさは、メルセデス・ベンツの新しい魅力として評価されつつあります。

クロームパーツやアンダーガードなど、装飾的な要素が多すぎる

GLBの装飾的な要素は、高級感とスポーティさを両立させるための工夫です。

クロームパーツやアンダーガードなどの装飾は、単なる見た目の華やかさだけでなく、実用的な機能も備えています。

例えば、アルミホイールのデザインは空気抵抗を低減する効果があり、風切り音も抑えられるよう設計されています。

また、LEDヘッドライトやテールライトは、夜間の視認性を高めながら、スタイリッシュな印象も演出しています。

本格的なSUVというよりも、コンパクトカーを大きくしただけという印象

GLBがコンパクトカーベースという印象を持たれるのは、あながち間違いではありません。

しかし、これは意図的な設計選択であり、都市での扱いやすさと実用性を両立させるためです。

走行性能面では、高速道路での安定性が高く、横風への対応も優れています。

また、ステアリングフィールはしっかりとしたフィードバックがあり、ファミリーカーとは思えない運動性能を備えています。

運転疲労を軽減する設計は、メルセデス・ベンツの伝統を受け継いでいます。

GLBを購入する際の注意点

GLBの購入をご検討の方へ、より良い選択のために知っておくべき重要なポイントを5つご紹介します。

購入前に、以下の注意点を必ずご確認ください!

生産ロットによって装備内容が異なる

GLBの装備内容は、同時期に製造された車両でも異なることがあります。

これは半導体不足などの影響で、生産時期やロットによって仕様が変更されることがあるためです。

たとえば、メモリー付きパワーシートやフットトランクオープナー、ワイヤレスチャージングなどの装備が、生産時期によって付いていたり付いていなかったりすることがあります。

このため、カタログやセールストークで説明された装備が、実際に納車された車両には搭載されていないケースも発生しています。

購入を検討する際は、契約時に装備内容を細かく確認することをおすすめします。

年間10万円以上の定期点検費用が必要

GLBの1年点検費用は11,385円からとなっていますが、これは基本料金のみの金額です。

実際には消耗品の交換やその他の整備項目が加わるため、年間の維持費は10万円以上になることを想定しておく必要があります。

また、2年に1回の車検では、基本料金が29,095円で、これに検査料や保険料、重量税などが加わります。

メルセデス・ベンツの正規ディーラーで整備を行う場合、一般的な国産車と比べて部品代や工賃が高額になることも考慮に入れておくべきです。

車高が1,700mmあるため、機械式駐車場の利用に制限がある

GLBは車高が1,700mmあるため、一部の機械式駐車場では利用できない可能性があります。

特に都市部のタワー型や立体型の駐車場では、車高制限が1,550mm程度のものも多く、事前に確認が必要です。

自宅やよく利用する施設の駐車場で制限がないか、購入前に確認することが重要です。

また、地下駐車場の天井高や、ショッピングモールなどの大型施設の駐車場でも、制限に引っかかる可能性があることを念頭に置いておく必要があります。

3列目シートの推奨最大身長は168cmまで

GLBの3列目シートは、身長168cmまでの乗員を想定して設計されています。

これは小学生までの子どもには十分なスペースですが、中学生以上になると窮屈に感じる可能性があります。

また、3列目を使用時の荷室容量は130リットルと非常に少なく、スポーツカーやコンパクトカーよりも狭くなります。

普段は5人乗りとして使用し、必要な時だけ3列目を使うという使い方が現実的です。

突発的な修理に備えて、常時20万円程度の予備費用を確保しておく必要がある

輸入車であるGLBは、突発的な修理が必要になった際の費用が高額になる可能性があります。

部品代や工賃が国産車と比べて割高なため、20万円程度の予備費用を確保しておくことが推奨されます。

特に保証期間が切れた後は、修理費用が予想以上にかかることがあります。

また、純正部品の在庫状況によっては、修理に時間がかかる場合もあるため、代車の手配なども考慮に入れておく必要があります。

GLBに関するよくある質問

GLBを購入して後悔することはありますか?

GLBの購入後の後悔は、主に装備内容の違いによるものが目立ちます。

生産ロットによって装備が異なることがあり、カタログで確認した装備が実際の納車車両には搭載されていないケースがあります。

具体的には、サイドミラー下照明やサングラスホルダー、後席USBポートなどが廃止されているケースが報告されています。

また、3列目シートを使用すると荷物スペースが極端に少なくなることや、ガラスの遮熱性の低さも気になる点として挙げられています。

ただし、走行性能や静粛性については高い評価を得ています。

GLBのリセールバリューはどうですか?

GLBのリセールバリューは比較的高い水準を維持しています。特に2020年式200dモデルでは、6割を下回ることはほとんどなく、7割前後のケースも珍しくありません。

この高いリセールバリューを支える要因として、コンパクトSUVとしての実用性の高さと、メルセデス・ベンツブランドの信頼性が挙げられます。

ただし、グレードによってリセールバリューに差があり、ベースグレードが最も高い傾向にあります。

GLBの人気色は何ですか?

GLBの人気色は、無償カラーのポーラーホワイト(カラーコード149)が最も人気があり、次いでコスモスブラック(カラーコード191)が支持されています。

これらの色は、メンテナンスのしやすさと高級感のバランスが取れていることが人気の理由です。

また、マウンテングレーやハイテックシルバーなども、汚れが目立ちにくく実用的な選択肢として支持されています。

故障率はどうですか?

GLBの故障率は現時点では比較的低い水準にとどまっています。

これには主に2つの理由があります。1つ目は、主要部分にAクラスやBクラスの実績のある部品を使用していることです。

2つ目は、モデルが比較的新しく、各部品の経年劣化があまり進んでいないことが挙げられます。

ただし、純正HDDナビの故障には注意が必要で、修理費用は約70万円かかる可能性があります。

ターゲット層は誰ですか?

GLBのターゲット層は、主に30代から40代のファミリー層と、ライフスタイルが確立された30代から40代の独身男性です。

このターゲット設定は、GLBの3列シートという実用性と、スポーティな走行性能を両立させた特徴と合致しています。

実際の購入者層も、事前に十分な調査をして購入を決めた方が多く、単なる高級車志向ではない実用重視のユーザーが中心となっています。

まとめ

メルセデス・ベンツGLBは、独特なデザインと実用性を兼ね備えた車両です。

四角いプロポーションと丸みを帯びた断面の組み合わせは、一見すると違和感があるものの、むしろ魅力的な特徴となっています。

3列シートを実現するための設計により、後部が間伸びした印象がありますが、これは7人乗りという実用性を重視した結果です。

若い世代や女性にも親しみやすい雰囲気を作り出すため、従来のメルセデスの威厳あるデザインとは異なり、意図的にやわらかな印象を採用しています。

購入を検討する際は、生産ロットによって装備内容が異なることや、年間10万円以上の定期点検費用が必要なことを考慮する必要があります。

車高が1,700mmあるため、一部の機械式駐車場では利用できない可能性があり、事前確認が重要です。

突発的な修理に備えて、常時20万円程度の予備費用を確保しておくことが推奨されます。

リセールバリューは比較的高い水準を維持しており、特に2020年式200dモデルでは6割を下回ることはほとんどありません。