MENU

GLEクーペの欠点を紹介!購入前に確認すべきポイントを解説!

「GLEクーペの欠点は何ですか?」

「GLEクーペを購入する際の注意点は?」

GLEクーペは、高級SUVクーペとしての魅力がある一方で、車体の大きさによる運転の難しさや、高額な維持費、駐車場の制約など、いくつかの重要な課題があります。

今回は、「GLEクーペの主な欠点」や「購入時の注意点」、「よくある質問」について詳しく解説していきます。

GLEクーペの購入を検討されている方は、これらの情報を参考に、慎重な判断をしていただければと思います。

目次

GLEクーペの欠点

GLEクーペの欠点は以下の通りです。

GLEクーペの欠点
  • 車体が大きいため、狭い道での運転が困難
  • 都市部の機械式立体駐車場にほぼ入庫できない
  • 新車価格が約1500万円からと非常に高価
  • タイヤの消耗が激しく、15,000km程度で交換が必要
  • リセールバリューが同クラスの他モデルと比較して低い
  • エアコンコンプレッサーの故障リスクが高く、修理費用が30-40万円程度かかる
  • 荷室の開口部が狭く、大きな荷物の積み下ろしが困難
  • 5人乗りの制限があり、家族での使用に制約がある
  • ディーゼルモデルでは外部での爆音や冷却ファンの騒音が目立つ
  • ハンドリングが重く、BMWやポルシェの競合モデルと比べて劣る

GLEクーペは高級SUVクーペとしての魅力がある一方で、実用面や維持費の面で多くの課題を抱えています。

これらの欠点を理解することで、購入を検討する際の判断材料となります。

それでは上記の欠点についてそれぞれ解説していきます。

車体が大きいため、狭い道での運転が困難

GLEクーペの車体の大きさは、狭い道での運転に大きな課題をもたらします。

全長や全幅が大きいため、狭い道路での運転には細心の注意が必要です。

多くのコインパーキングは長さ4800mm~5000mm×幅2400mm~2500mm程度ですが、GLEクーペはこのサイズギリギリとなっています。

特に住宅街の裏道や細い道では、対向車とのすれ違いに苦労することが多く、運転に大きなストレスを感じます。

また、全高が1700mmを超えているため、立体駐車場への入庫も困難です。

ただし、高いアイポイントと360度カメラの装備により、車体の感覚をつかみやすい利点もあります。

慣れてくれば、周囲を見下ろす感覚で運転できるようになり、徐々に取り回しも楽になってきます。

結論として、GLEクーペの運転には慣れが必要ですが、事前に経路を確認し、狭い道を避けて運転することで、この課題に対応することができます。

都市部の機械式立体駐車場にほぼ入庫できない

GLEクーペは都市部の機械式立体駐車場にほとんど入庫できないという大きな課題があります。

この問題が起こる主な理由は、車両の制限サイズを超えているためです。一般的な機械式駐車場では「全長5m以下×全幅1.8m以下×全高1.55m以下」という制限があります。

しかし、GLEクーペは全高が1700mmを超えており、全長や全幅も制限値を大きく上回っています。

具体的な例として、多くのマンションやオフィスビルの機械式駐車場では、全長5300mm以下、全幅2050mm以下、全高1750mm以下という基準が設けられています。

GLEクーペはこれらの基準値をオーバーしているため、入庫そのものができません。

また、仮に無理に入庫しようとすると、車体の接触事故や深刻な損傷につながる可能性があります。

そのため、GLEクーペを所有する場合は、平置き駐車場のある物件を探すか、事前に駐車できる場所を確保しておく必要があります。

都市部での利用を考えている方は、この点を十分に考慮して購入を検討することをおすすめします。

新車価格が約1500万円からと非常に高価

GLEクーペの新車価格は1500万円からと、多くの人にとって大きな負担となっています。

この高額な価格設定の理由は、高級SUVクーペという特別なポジションと、最新の安全装備や先進技術が標準装備されているためです。

エントリーモデルのGLE 450d 4マチック クーペスポーツでも1,525万円からとなっており、オプションを加えるとさらに価格は上昇します。

具体的な価格例として、グレード別の価格を見てみると、標準モデルが1,525万円、特別仕様車のエディションブラックスターズが1,565万円となっています。

さらに、AMGモデルを選択すると2,000万円近い価格になることもあります。

このような価格設定は、一般的な国産高級SUVと比べても非常に高額です。

GLEクーペの購入を検討する際は、この価格に見合う価値があるかどうかを慎重に検討する必要があります。

タイヤの消耗が激しく、15,000km程度で交換が必要

GLEクーペのタイヤは驚くほど早く消耗し、わずか15,000km程度で交換が必要となってしまいます。

この早期消耗の主な理由は、車両の重量が重いことと4WDシステムの特性にあります。

重い車体を支えながら、パワフルなエンジンの出力を路面に伝えるため、タイヤへの負担が非常に大きくなっています。

具体的な例として、年間1万キロ程度の走行でも3年程度でタイヤ交換が必要になります。

冬の間スタッドレスタイヤに履き替えていても、夏タイヤの摩耗は避けられません。

さらに、純正指定タイヤを4本交換すると工賃を含めて20~25万円ほどの費用がかかってしまいます。

このタイヤの早期消耗は、GLEクーペの維持費を大きく押し上げる要因となっています。

タイヤの管理と交換時期を意識した計画的な資金準備が必要です。

定期的なタイヤの点検と、早めの交換準備を心がけることをおすすめします。

リセールバリューが同クラスの他モデルと比較して低い

GLEクーペのリセールバリューは、同クラスの他モデルと比較して低い傾向にあります。

この低いリセールバリューの主な理由は、車両の維持費の高さと、中古車市場での需要の偏りにあります。

特に、3年後の残価率は60~78%となっており、同クラスの競合モデルと比べて低い水準です。

具体的な例を見ると、5年落ちのGLE 350d 4マチックスポーツの残価率は37%程度まで下がってしまいます。

また、ディーゼルモデルは、ガソリンエンジンモデルやハイブリッドモデルに比べて残価率が下がりやすい傾向にあります。

ただし、この状況を改善するためには、人気カラーである白系や黒系を選択し、パノラミックスライディングルーフなどの人気オプションを装備することで、ある程度リセールバリューを高く保つことができます。

また、定期的なメンテナンスと適切な走行距離管理も重要です。

エアコンコンプレッサーの故障リスクが高く、修理費用が30-40万円程度かかる

GLEクーペのエアコンコンプレッサーは、高額な修理費用がかかる重大な問題点となっています。

この問題が発生する主な理由は、エアコンシステムが複雑で、コンプレッサーが故障すると関連部品も同時に交換が必要になるためです。

コンプレッサーの焼付きや異音が発生すると、システム内に削れカスが回ってしまい、大規模な修理が必要になってしまいます。

具体的な例として、コンプレッサーの交換だけでなく、コンデンサーの交換や配管の清掃なども必要になり、部品代と工賃、エアコンガス代を合わせると30万から40万円もの費用がかかります。

特に夏場は故障が多発する傾向にあり、整備工場からの修理依頼も増加します。

このような高額修理のリスクを考えると、定期的な点検と予防的なメンテナンスが重要です。

また、購入を検討している方は、この修理費用も考慮に入れた資金計画を立てることをおすすめします。

荷室の開口部が狭く、大きな荷物の積み下ろしが困難

GLEクーペの荷室は、大きな荷物の積み下ろしに苦労することが多いです。

この問題が起こる主な理由は、クーペスタイルの流線型デザインにより、開口部が狭く制限されているためです。

荷室の容量自体は655リットルから1790リットルと十分な大きさがありますが、実際の使い勝手は良くありません。

具体的な例として、通常のGLEと比べて開口部が狭いため、大きな家具や電化製品などの搬入が困難です。

また、ゴルフバッグなどの背の高い荷物を積む際も、斜めに傾いたリアエンドの形状により、工夫が必要になります。

ただし、この問題に対応するため、AIRMATICサスペンションによるテールエンド50mm下降機能や、フットトランクオープナーなどの便利な機能が標準装備されています。

しかし、これらの機能があっても、開口部の狭さという根本的な問題は解決されません。

大きな荷物の運搬が多い方は、この点を十分に考慮して購入を検討する必要があります。

5人乗りの制限があり、家族での使用に制約がある

GLEクーペは5人乗りの制限があり、大家族での使用には向いていません。

この制限が生まれる理由は、クーペスタイルを重視したデザインにあります。

通常のGLEが7人乗りであるのに対し、GLEクーペは流線型のデザインを実現するために、3列目シートを省いた設計となっています。

具体的な例として、大人数での旅行や、子どもの送迎、家族の集まりなどで不便を感じることがあります。

特に、学校行事での相乗りや、親戚との外出などでは、追加の車両が必要になることもあります。

また、後部座席のヘッドクリアランスも通常のGLEと比べて狭くなっているため、大人が長時間乗車する際の快適性も制限されます。

このように、GLEクーペは5人乗りという制限があるため、大人数での移動が多い家族には不向きです。

7人乗りが必要な方は、通常のGLEや、さらに大きなGLSの検討をおすすめします。

ディーゼルモデルでは外部での爆音や冷却ファンの騒音が目立つ

GLEクーペのディーゼルモデルは、外部での騒音が気になる大きな課題があります。

この問題が発生する主な理由は、車内の優れた遮音性とは対照的に、外部に漏れる音の処理が十分でないためです。

特にディーゼルエンジン特有の爆音と、エンジンを冷却するためのファンの音が目立ちます。

具体的な例として、アイドリング時は静かですが、エンジン回転数が上がると外部への騒音が増加します。

特に停車中のエンジン音や、暖機運転時の音が近隣への配慮が必要なレベルとなっています。

また、エンジンに負荷がかかる場面では冷却ファンが高回転で回り、独特の機械音が発生します。

このような外部騒音の問題は、住宅密集地での使用や早朝・深夜の運転時に特に気になります。

駐車場所の選択や運転時間帯への配慮が必要となるため、日常的な使用シーンでの制約となることを考慮する必要があります。

ハンドリングが重く、BMWやポルシェの競合モデルと比べて劣る

GLEクーペのハンドリングは、BMWやポルシェの競合モデルと比べて明らかに重く感じられます。

この問題の主な理由は、車両重量が2.5トンを超えることにあります。

これは通常のEクラスと比べても500kg以上重く、その重量がハンドリングに大きな影響を与えています。

具体的な例として、ワインディングロードでの走行時に、重たい車体を引きずるような感覚があり、俊敏な動きが求められる場面で思うような反応が得られません。

特にポルシェ・カイエンと比較すると、その差は顕著です。

また、タイヤへの負荷も大きく、ハンドル操作に余計な力が必要となってしまいます。

このように、GLEクーペのハンドリングの重さは、スポーティな走りを期待するドライバーにとって大きな課題となっています。

ただし、高速道路での巡航など、ゆったりとした走行では、この重さが安定感として感じられる場面もあります。

GLEクーペを購入する際の注意点

GLEクーペを購入する際には、いくつかの重要な注意点があります。

以下では、代表的な3つのポイントについて詳しく解説します。

オプション選択で更に高額になる

GLEクーペの新車価格は1500万円前後からスタートし、オプション選択によってさらに高額になるため、慎重な予算設定が必要です。

この高額な価格設定となる理由は、基本グレードのGLE 400d 4MATICクーペでも1,525万円からスタートし、オプションの追加で最終価格が大きく変動するためです。

具体的な例として、特別塗装やプレミアムカラーを選択すると20万円から40万円、ナパレザーシートのオプションで15万円から30万円、MBUXインフォテインメントシステムで10万円から20万円の追加費用が発生します。

さらに、AMGモデルを選択すると2,000万円近い価格になることもあります。

このため、購入を検討する際は、必要なオプションを見極め、予算の上限を設定した上で、グレードやオプションの選択を慎重に行う必要があります。

特に、標準装備でも十分な装備が整っていることを理解し、過剰なオプション選択を避けることが賢明です。

AMGモデルは性能重視、450dは燃費と静粛性重視と、用途に合わせた選択が必要

GLEクーペのグレード選択は、用途に応じて慎重に検討する必要があります。

この選択が重要な理由は、AMGモデルと450dモデルでは、走行特性や維持費が大きく異なるためです。

AMGモデルは圧倒的な加速性能とスポーティな走りを重視し、450dは日常的な使いやすさと経済性を重視しています。

具体的な例として、AMGモデルは0-100km/h加速が4秒台と圧倒的な性能を誇りますが、燃費は実走行で6-7km/Lほどです。

一方、450dは10-12km/Lの燃費性能があり、エンジン音も抑えられているため、長距離ドライブでも快適に過ごせます。

また、維持費の面でも、AMGモデルはタイヤやブレーキの消耗が早く、交換費用も高額になります。

このように、GLEクーペのグレード選択は、スポーティな走りを求めるのか、それとも快適性と経済性を重視するのか、自分の使用目的をしっかりと見極めることが大切です。

商戦期(12月から3月)を狙うことで、より大きな値引きを期待

商戦期である12月から3月は、GLEクーペの購入において最も大きな値引きが期待できる時期です。

この時期に値引きが拡大する理由は、ディーラーが年度末の販売目標達成に向けて積極的な販売促進を行うためです。

特に3月は日本法人の決算月であり、12月はドイツ本国の決算月と重なるため、より大きな値引きの可能性が高まります。

具体的な例として、通常期の値引き額が50万円程度なのに対し、この商戦期には100万円以上の値引きも可能になることがあります。

さらに、この時期にはディーラー独自のキャンペーンも展開されており、通常では考えられないような特別なサービスや値引きプランが提供されることもあります。

このように、12月から3月の商戦期は、GLEクーペを購入する絶好の機会となります。

ただし、この時期は多くの購入希望者が集中するため、早めの商談開始と、希望のグレードやオプションの在庫確認が重要になってきます。

GLEクーペに関するよくある質問

GLEクーペは多くの人々の関心を集める高級SUVです。

しかし、その魅力的な外観や性能の裏には、所有者が直面するいくつかの課題もあります。

ここでは、GLEクーペに関する重要な質問とその回答を詳しく見ていきましょう。

GLEクーペの最新モデルはいつ発売されましたか?

GLEクーペの最新モデルは、2023年9月28日に発売されました。

GLEクーペの新型について気になっている方も多いのではないでしょうか。最新モデルがいつ登場したのか、どんな特徴があるのか、気になるところだと思います。

この最新モデルは、2023年9月28日にメルセデス・ベンツ日本から発表され、同日から全国のメルセデス・ベンツ正規販売店で販売が開始されました。新型GLEクーペは、外観デザインが刷新されただけでなく、最新の技術も搭載されています。

具体的には、シャープなヘッドライトデザインや新しいフロントグリルなど、外観が更新されました。また、最新の対話型インフォテインメントシステム「MBUX」や「MBUX ARナビゲーション」が標準装備されるなど、内装も大幅に進化しています。

さらに、注目すべき点として、全モデルが電動化されたことが挙げられます。新たに追加されたGLE 450d 4MATIC クーペには、マイルドハイブリッドシステムであるISGが搭載されました。

GLEクーペのメンテナンス費用はどれくらいかかりますか?

GLEクーペのメンテナンス費用は、年間で約20万円から30万円程度かかると考えられます。

高級車であるGLEクーペの維持費が気になる方も多いでしょう。メンテナンス費用は、国産車と比べてどうしても高くなってしまいます。その理由は、部品代が高いことや、専門的な技術が必要なためです。

具体的な費用を見てみましょう。エンジンオイル交換は、オイルフィルターや工賃を含めて約2万6千円かかります。ブレーキパッドとディスクの交換は、フロントとリアで合計約17万円程度です。

また、尿素水(AdBlue)の補充に約1万円、車検費用は約9万3千円かかります。これらの費用に加えて、タイヤ交換や予期せぬ修理なども考慮する必要があります。

したがって、GLEクーペを所有する際は、年間20万円から30万円程度のメンテナンス費用を見込んでおくことをおすすめします。

駐車場の制約はありますか?

GLEクーペには、駐車場の制約がかなりあります。

大きなボディサイズのため、多くの駐車場で困難を感じる可能性が高いです。その理由は、GLEクーペの全長や全幅が一般的な駐車スペースぎりぎりか、はみ出してしまうためです。

具体的には、日本の多くのコインパーキングは長さ4800mm~5000mm×幅2400mm~2500mm程度ですが、GLEクーペはこれらの寸法をほぼ超えています。

また、全高が1700mmを超えるため、ほとんどの立体駐車場(高さ制限1550mm程度)に入ることができません。

さらに、車両重量が2400kg前後あるため、一部のコインパーキングでは重量制限にかかる可能性もあります。

このように、GLEクーペの所有者は駐車場の確保に苦労することが予想されます。

安全装備はどうなっていますか?

GLEクーペの安全装備は、非常に充実しています。

メルセデス・ベンツの名にふさわしく、世界最高水準の安全性能を追求しているためです。

GLEクーペには、パッシブセーフティとアクティブセーフティの両面で優れた「統合的安全性」を実現する装備が搭載されています。

具体例として、「レーダーセーフティパッケージ」が全車に標準装備されています。これは、クルマの周囲360度を監視し、衝突の危険性を検知するとドライバーの運転操作をサポートする機能です。

また、歩行者検知式の自動ブレーキや、車線維持支援、前車追従機能なども備わっています。

さらに、最新モデルでは「トランスペアレントボンネット」機能が追加され、オフロード走行時の安全性も向上しています。

まとめ

GLEクーペは高級SUVクーペとしての魅力がある一方で、実用面や維持費の面で多くの課題を抱えています。

主な欠点として、車体の大きさによる運転の難しさ、高額な新車価格と維持費、タイヤの早期消耗、低いリセールバリュー、荷室の使いづらさ、5人乗りの制限、ディーゼルモデルの騒音問題、そしてハンドリングの重さが挙げられます。

GLEクーペの購入を検討している方は、これらの欠点と注意点を十分に理解し、自身のライフスタイルや予算に合うかどうかを慎重に検討してください。

高級車ならではの魅力と課題を比較衡量し、納得のいく選択をすることが大切です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次